【ティソ】サブマリーナにだって負けてない!シースター1000とサブマリーナを比較してみました
愛しのサブマリーナちゃん。
「君を手に入れたくて僕は今日も頑張るよ。」
いつかはロレックスを持ちたいと願う男性にとって、サブマリーナはデイトナと同じくらい憧れのモデルだと思います。
着用していれば一発で周りの目が変わる高いステータス性
いつまでも値下がりしない高い資産性
正規店で定価で買うことがほとんど不可能な高い希少性
ロレックスの魅力を語り出したらキリがありません。
日々私が店頭で接客していると、ロレックスへの憧れがエスカレートし過ぎてロレックスコンプレックス症候群にかかってしまった人たちからこんな声が聞こえてきます。
「10万円のダイバーなんて着けてたら恥ずかしい。」
「ティソのダイバー気になってるんだけどサブマリーナ持ってる人からバカにされそうだから買えない。」
うそ?本気で言ってる?
実は私、サブマリーナ持ってます。
持ってるからこそ声を大にして言いたい。
ティソのダイバーは良い!!
本当にティソのシースター1000は良い時計です。
安いからって品質が悪いわけじゃない。むしろ逆。
シースター1000がただの安いダイバーズウォッチっていう風に見られているのが私はとっても悲しいです・・・
というわけで!今回は私が実際に所有してるサブマリーナと、ティソのシースター1000を比較して、本当にシースター1000はサブマリーナに負けないくらいいい時計なのかということを証明してみようと思います!
ちなみ私はシースター1000の良さを分かってくれる素敵な男性と結婚したいです。
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シースター1000とサブマリーナの違い
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シースター1000の素晴らしさ
シースター1000と私のサブマリーナを比べてみよう
それでは早速比べていきましょう。
ほんとは現行のサブマリーナと比べられればよかったんですけど、私が持っているのは1つ前の世代のものになります。
とりあえず外見を比べてみる
どんなに中身がよくても、見た目がダサかったら着けたくありませんよね。
なのでまずは外装の違いから見比べていきたいと思います!
文字盤
どうですか?違いが分かりますか?
もっと高性能なカメラで思いっきりズームして見比べれば当然サブマリーナの方がキレイに仕上げられていることは分かりますが、このように肉眼で見るくらいの距離感で見たら正直ほとんど品質の差は感じられません。
丁寧に一眼レフを使って撮ったわけではなく割と雑にスマホで撮った写真を使ってますが、これが一番リアルな見え方なんじゃないかなと思います。
とはいえ明確に違う部分もあります。
それは夜光塗料の違い。
私が持っているサブマリーナがスーパールミノバ(現行はクロマライト)なのに対してシースター1000は蓄光タイプの夜光塗料が使われています。
スーパールミノバやクロマライトの方が明るいしキレイだから夜光塗料はサブマリーナの方が高品質。
夜光塗料を除けば見た目的には文字盤は引き分けだと思います!
ベゼル
私のやつはアルミ製ベゼルなのでGMTマスターIIと比較させてもらいます!
うーん・・・ベゼルはロレックスの方がいいかな!
両方セラミック製なんですけど、ロレックスの方はセラクロムっていう独自素材を使っています。
ロレックスの方がぬるっとしたような光沢で美しいですね。
ベゼルはロレックスの勝ち!
リューズ
リューズ周りはこんな感じ。
シースター1000のリューズガードの方ががっしり守られてる感がありますね!
バックル
ここは比べる意味あるのかな?って思いましたけど一応。
特に大きな違いはないかな。板の厚みも一緒。
書くことも無いので次に行きましょう!
厚み
ケースには明らかな違いがあります!
サブマリーナの方が薄く見えませんか?
でもシースター1000の方がほんのわずかだけ薄いんです!
サブマリーナの厚さが13mmなのに対してシースター1000は12.7mmの厚さです。
ケースの厚さはベゼルの頂点から裏蓋の底までを測ってるんですけど、サブマリーナの場合はベゼルと裏蓋の間にあるかまぼこみたいになっている部分がスッキリ見えるように加工してあるから同じ厚さでも薄く見えるんです!
ここは人によって評価が分かれる部分で、確かにサブマリーナの方が手間もかかってるしスッキリ見えるんですが、ゴツい方が好きっていう人にはシースター1000の方がカッコ良く見えると思います。
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文字盤⇒夜光塗料以外はほぼ差無し!
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ベゼル⇒ロレックスの方が艶があってキレイ
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リューズ⇒シースター1000の方がしっかりしてる
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バックル⇒差無し!
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ケース⇒お好み!
スペック&ムーブメントも比べてみる
外装の次は中身を比べてみましょう!どんなに見た目が良くたって中身がダメだったりスペックがいまいちだったら台無しだからね。
スペックはそれぞれこんな感じになってます。
シースター1000 | サブマリーナ | |
品番 | T1204071105100 | 116610LN |
ムーブメント | POWERMATIC 80.111 | Cal.3135 |
ケースサイズ | 43mm | 40mm |
厚み | 12.7mm | 13mm |
ケース素材 | ステンレススチール | ステンレススチール |
ベゼル素材 | セラミック | セラミック |
風防 | サファイアクリスタル | サファイアクリスタル |
防水性 | 300m | 300m |
パワーリザーブ | 80時間 | 48時間 |
定価 | 83,000(税別) | 810,000(税別) |
※基本スペックは現行のサブマリーナと比較します。
どうですか?驚きましたか?
なんとシースター1000の基本スペックはサブマリーナとほぼ同じなんです。
サブマリーナと同じ300m防水っていうところもすごいんですけど、私が特に注目して欲しいのはベゼルがセラミック製っていうところと、シースター1000に搭載されてるムーブメント"POWERMATIC80"!
セラミック製ベゼルのなにがいいの?
ひと昔前までのベゼルはアルミを使って作るのが一般的でした。
私が持っているひとつ前の世代のサブマリーナのベゼルもアルミで作られていて、サブマリーナは2010年にフルモデルチェンジした時からセラミック製のベゼルに変わっています。
ロレックスの場合はセラミックを原材料として作られた「セラクロム」っていうロレックスが特許を取得している独自素材なんですけど、まぁざっくり雑に言えば中身はセラミックと一緒です。
アルミ製のベゼルは「傷の付きやすさ」と「長期間使用すると色が褪せる」という問題を抱えています。
傷の付きやすさは置いといて、色が褪せるという部分は時計コレクターからは経年変化による味として価値のあるものとされているんですけど、各ブランドは改善点という認識をしていました。
そして各ブランドがアルミに代わる素材を探して辿り着いたのがセラミックなんです!
セラミックという素材は地球上に存在する素材の中で2番目に硬く、永久に退色することがありません。あと独特な光沢がすごくキレイ!
でもセラミックはアルミの問題点を全て解決してくれる代わりに、加工するのにアルミと比べてコストがかかるっていう弱点もあります。あと衝撃にも弱いから割れやすい。
それでもトータルで見ればセラミックはアルミよりも圧倒的に優れているので、今ではセラミック製のベゼルが主流になっています。
基本的にセラミック製のベゼルが装備されているダイバーズウォッチは高級品です。
10万円台で手に入れるのはまず無理だと言ってもいいと思います。
でもね、あるんです。10万円以下でセラミック製ベゼルを装備している機械式のダイバーズウォッチが。
そう!!!
それがシースター1000
ティソのシースター1000にはセラミック製のベゼルが使われていて、しかも価格は10万円を切っています。これはもう正直驚きというか、衝撃的なコスパの良さです。
クォーツならもしかしたらあるかもしれませんが、機械式のダイバーズウォッチの10万円以下の価格帯でセラミック製のベゼルが備わっているのは私の知る限りではシースター1000のみです。多分ですけど10万円台の価格帯にも存在しません。
20万円を越える価格帯になってようやくセラミック製のベゼルが装備され始めます。
確かにサブマリーナは本当によくできた腕時計だし、ロレックスの高い技術力はそれはもう素晴らしいんですけど、ティソの品質に対して「どうしてこんな価格で作れるの?」という圧倒的なコストパフォーマンスを実現する技術っていうのはロレックスに匹敵するほど素晴らしい技術なんです!
ちょっとアツくなってしまったけど、とにかく10万円以下でセラミック製ベゼルが備わっているのは本当にすごいことで、私がシースター1000をおすすめする理由のひとつです!
POWERMATIC80という名機
外装も悪くないし、スペックだって負けてない。
そこまでは分かってもらえたと思います。
でもスペックや素材が悪くなくても中に入っている機械がおもちゃみたいだったらイヤですよね。
というわけで次はシースター1000とサブマリーナに搭載されているムーブメントを比較してみます。
結論から言っちゃいます。
ここに関してはサブマリーナの圧勝。ぶっちぎりの大勝利です。
サブマリーナに搭載されているCal.3135はロレックスのムーブメントの中でも最高傑作といわれていて、Cal.3135だけでひとつ記事が作れちゃう程こだわって作られている素晴らしいムーブメントです。
だからシースター1000に搭載されているムーブメントが全然ダメかっていうと、それは違います。
POWERMATIC80だってすごいんです。
ちょっとマニアックなところまで掘り下げてみましょう。
ティソは”スウォッチグループ”という世界最大のウォッチグループに所属しています。
スウォッチグループの中にはETAという時計のムーブメントを製造している会社があって、ティソを含めスウォッチグループに所属している多くの時計ブランドがETAからムーブメントを仕入れて時計を作っています。
とっても安くて、品質も高いETAのムーブメントを使うことによって大きく製造コストを抑えることができます。だから安くていい時計が作れるというわけなんです。
どれだけETAのムーブメントが信頼されているかというと、オメガ・フランクミュラー・ブライトリング等みんなが知っている高級ブランドもETAのムーブメントを使ってます。
しかも使われているムーブメントはティソの時計に使われているものと全く一緒。
オメガだけ特別にいいムーブメントを使ってるわけじゃないんです。どっちもおんなじムーブメントを使っています。(オメガは自社ムーブメントも作ってるよ!)
ETAのムーブメントを安く仕入れて、自分のブランドの名前が入ったケースにテキトーに突っ込む。そしてそれを何十万円もする価格で売る。
このような行為は通称”ETAポン”と呼ばれていて一部の時計好きから嫌われている行為です。
ティソはETAポンをせず、適正価格で販売する良心的なブランドなんです。
しかもETAポンどころか自分達で改造してスペックアップもさせちゃいます。
そうして出来上がったのがPOWERMATIC80
POWERMATIC80の最大の特徴はパワーリザーブが80時間だということ!
サブマリーナが48時間なのでシースター1000はサブマリーナより丸1日以上長く動き続きます。
これって本当に使い勝手が良くて、例えば金曜日の夜に外して月曜の朝また仕事に行く時に着けようとするとサブマリーナだと止まっちゃうんです。
でもシースター1000なら止まらない!
たったそれだけのことですけど、長く使うためには使い勝手というのはとっても重要!
やっぱ使うのが面倒な時計っていい時計でもだんだんと着けなくなっていくものです。
サブマリーナのCal.3135には勝てないけど、ETAのムーブメントがベースになっているPOWERMATIC80だってすごくいいムーブメントなんです!伝わったかな?
パワーリザーブ80時間はストレスフリーでほんとにおすすめですよ。
まとめ
サブマリーナとシースター1000を比較してみましたがいかがだったでしょうか?
シースター1000は初めてのダイバーズウォッチに最適だし、ブランド名や値段じゃなくてしっかりとした品質のものでコスパがいい時計を探している方にもぴったりだと思います!
本当にシースター1000はオススメできるダイバーズウォッチなのでぜひ1本買って使ってみてはいかがでしょうか?