【ハミルトン】カーキシリーズの歴史や人気おすすめ腕時計を紹介

ハミルトンといえばジャズマスターアメリカンクラシック等のモデルをまず思い浮かべる人が多いと思いますが、スポーツモデルのラインナップが並ぶ”カーキシリーズ”にもとても魅力的な腕時計がたくさんあります。

 

今回はカーキシリーズにはどんな種類があるのかや人気のあるおすすめモデルを紹介したいと思います。

 カーキシリーズとは?

第二次世界大戦中、ハミルトンは全ての生産ラインを軍用時計に切り替えて100万個以上の軍用時計をアメリカ軍に納品しました。

ハミルトンが納品した軍用時計はアメリカ軍から高く評価され、ハミルトンの知名度や時計ブランドとして地位を大きく押し上げました。

 

そんな軍用時計がルーツとなっているのが"カーキシリーズ"の腕時計です。

ハミルトン カーキシリーズにはどんな種類やモデルがあるのか?

カーキシリーズには陸・海・空それぞれのシチュエーションに適した機能を搭載したモデルが発売されています。

 

次項からは陸・海・空それぞれのモデルを詳しく紹介していきます。

”陸” ハミルトン カーキ フィールド

陸をテーマにしたカーキ フィールドは第二次世界大戦中にアメリカ軍が使用していたハックウォッチと呼ばれるフィールドウォッチをベースにしたシンプルなデザインが特徴的な腕時計です。

 

カーキ フィールドには手巻きのモデルが多く存在します。手巻きにすることでケースの厚みが抑えることができるのでアクティブに動き回っても邪魔になりにくいようになっています。

ケースのサイズも多くのモデルで40mmを切る小振りなサイズなのも特徴で、現在はデカ厚ブームが去りつつあり、小振りでシンプルな腕時計が人気を高めています。

カーキシリーズの中でもこのカーキ フィールドが一番人気のシリーズとなっています。

ハミルトン カーキ フィールドの人気おすすめモデル

それではカーキフィールドのおすすめモデルを紹介したいと思います。

手巻きだけじゃなくて自動巻きのモデルも人気なのでそちらも合わせて紹介したいと思います。

 ハミルトン カーキ フィールド メカ H69439931

 

ハミルトン カーキ フィールド メカ H69439931

スペック

型番:H69439931

モデル:カーキ フィールド メカ

ケース素材:ステンレスチール(つや消し)

バンド  :グリーンテキスタイル

風防   :サファイアクリスタル

文字盤:ブラック

ケースサイズ:38mm

ムーブメント:H-50(手巻き)

パワーリザーブ:80時間

カーキフィールドの中でも一番ベーシックで人気が高いのがこちらのH69439931

ムーブメントには2018年から最新の手巻きムーブメントH-50が使われていて、手巻きの腕時計はパワーリザーブが短くなりがちですがH-50は手巻きでありながら80時間のパワーリザーブを実現しています。

 

ケースに使用されているステンレスチールはつや消し仕上げとなっているのでアウトドアのシーンで動き回っても擦り傷が目立ちにくいようになっています。

風防の素材にはサファイアクリスタルが使われていてこちらも傷が付きにくい素材が使われています。

動き回っても邪魔にならない38mmの小振りなサイズもこちらのモデルが人気な理由です。

 

カーキ フィールドが欲しいけどどれを選んだらいいのかわからない方はこちらを選べば絶対に間違いないとおすすめできます。

ハミルトン カーキ オフィサー オート H70615733

ハミルトン カーキ オフィサー オート H70615733

スペック

型番:H70615733

モデル:カーキ フィールド オフィサー オート

ケース素材:ステンレスチール

バンド  :カーフレザー

風防   :サファイアクリスタル

文字盤:ブラック

ケースサイズ:44mm

ムーブメント:H-10(自動巻き)

パワーリザーブ:80時間

手巻きのH69439931の小振りな38mmケースとは違いこちらのオフィサー オートH70615733のケースサイズは44mmと大型化しているのが特徴です。

 

ケースを大型化することによりインデックスも時刻を読み取りやすくなっていて38mmのカーキフィールドよりも視認性が格段に向上しています。

オフィサーオートにはジャズマスターにも使われている80時間パワーリザーブのH-10が搭載されています。

 

防水性も手巻きのものより5気圧アップの10気圧防水で濡れてもOK

道具としての実用性はこちらのカーキ フィールド オフィサー オートの方が高くなっています。

 

38mmじゃ物足りない、実用性も重視したいという方におすすめ。

”海” カーキ ネイビー

1940年にアメリカ海軍からマリンクロノメーターという航海用の時計を開発するように要請されたところからハミルトンのカーキ ネイビーはスタートしました。

 

海洋を航行する際には自分の現在位置を正確に把握する必要がありますが、現在のような高性能なコンピューターがなかった当時は太陽や北極星の位置を元に現在位置を計算していました。その計算に必要だったのが「マリンクロノメーター」という”船舶用特殊時計”です。

1940年にアメリカ海軍がマリンクロノメーターの開発を要請する際にはハミルトン以外にも複数の時計メーカーにも打診されましたが、採用されたのはハミルトンただ一社でした。

アメリカ海軍の期待に応え高精度なマリンクロノメーターを開発したハミルトンはアメリカ海軍天文台に”特等級”と称され絶賛されました。

 

現在では潜水用に高い防水性を備えたダイバーズウォッチを作るなど、今でも進化を続けています。

ハミルトン カーキ ネイビーのおすすめモデル

カーキ ネイビーの中でも特に人気の高いおすすめモデルを紹介したいと思います。

カーキ ネイビー パイオニア H77745553

カーキ ネイビー パイオニア H77745553

スペック

型番:H77745553

モデル:カーキ ネイビー パイオニア

ケース素材:ステンレスチール

バンド  :カーフレザー

風防   :サファイアクリスタル

文字盤:ホワイト

ケースサイズ:43mm

ムーブメント:H-32(自動巻き)

カーキ ネイビーで特におすすめしたいのがこちらのモデル。

カーキ ネイビー パイオニアは世界的にベストセラーになった大人気モデルで、ハミルトンが開発したマリンクロノメーターをモチーフにしてデザインされています。

 

こちらのH77745553はH-32という最新のムーブメントが搭載されている現行モデルです。

シンプルなデザインなので合わせる服装やオン・オフを選ばずに身に着けることができるのでとても使い勝手がよくおすすめです。

”空” カーキ アビエーション

 最後に空をテーマにしたアヴィエーションシリーズを紹介したいと思います。

 

ハミルトンと航空業界との結びつきを遡ると20世紀の初めになります。

当時のハミルトンは高精度な鉄道時計を製作しているメーカーとして有名でした。

1918年にハミルトンのパイロットウォッチはアメリカで初めてワシントン~ニューヨーク間を定期航空便のサービスが始まった時に公式時計として採用されます。

 

ハミルトンが作るパイロットウォッチは単に時刻が読み取りやすかったり、クロノグラフを使って時間を計測することができるだけでなく異なる時差の時刻を同時に表示する機能や、移動速度・燃費などの空を飛ぶために必要な計算機能が搭載されていました。

 

小型のコンピューターの発達が始まったのが1960年頃からなので、今のようなコンピューターでの計算ができなかった当時としてはこのような機能は画期的で、パイロットウォッチが安全に空を飛ぶための生命線となっていました。

ハミルトン カーキ アビエーションのおすすめモデル

カーキ アビエーションの中でも特に人気の高いおすすめモデルを紹介します。

カーキX-Wind Day Date Auto Chrono-Limited Edition H77796135

カーキX-Wind Day Date Auto Chrono-Limited Edition H77796135

スペック

型番:H77796135

モデル:カーキX-Wind Day Date Auto Chrono-Limited Edition

ケース素材:ステンレスチール

バンド  :ステンレスチール

風防   :サファイアクリスタル

文字盤:ブラック

ケースサイズ:45mm

ムーブメント:H-21-si(自動巻き)

アビエーションシリーズでまずおすすめしたいのがこちらのX-Wind Day Date Auto Chrono-Limited Edition H77796135です。

 

X-WINDはカーキ アビエーションの中でもハミルトンが特に力を入れて開発しているフラッグシップモデルです。

このH77796135は1918年にアメリカで初となるワシントン~ニューヨーク間の定期航空便の公式時計に採用されてから2018年で丁度100周年を迎えた記念として1918本限定で発売されたX-WINDの中でも特別なモデルとなっています。

 

H77796135には”偏流角”を計算することができる機能がついているのも特徴のひとつです。

”偏流角”なんて言葉聞いたことないですよね。

飛行機で真っ直ぐ空を飛んでいると、機体は横から風を受けて横に流されてしまいます。この時何か目印があれば風で流された分のズレを修正することができますが、何の目印もない洋上だと自分がどのくらい風で流されているのかが分からなくなってしまい目的地に到着することができません。

機体がどのくらい風で流されてるか?というのを”偏流角”と呼びます。

 

日常生活で使うことはない機能ですが、デザインがかっこいいですし昔はこういうものが必需品として実際に使われて活躍していたんだなと歴史を感じることができるのですごくおすすめです。

パイロット オート インターステラーモデル H64615135

 

パイロット オート インターステラーモデル H64615135

スペック

型番:H64615135

モデル:パイロット オート インターステラーモデル

ケース素材:ステンレスチール

バンド  :ステンレスチール

風防   :サファイアクリスタル

文字盤:ブラック

ケースサイズ:45mm

ムーブメント:H-40(自動巻き)

パイロット オートは秒単位での判断が求められるパイロットのために文字盤の外側に秒と分の表示を大きく配置して、内側に12時間時計を配置するデザインとなっています。

その他の秒針、分針、時針のデザインも直観的に時刻が読み取れるように工夫を凝らしたデザインとなっています。

 

即座に時刻を読み取る必要があるパイロットはもちろん、日常生活でも時刻の読み取りやすさは実用的で役に立ちます。

 

アビエーションシリーズの中でも特に人気が高いのがパイロット オートですが、その中でも特におすすめなのがこちらのインターステラーモデル H64615135です。

ハミルトンは様々なハリウッド映画とコラボしていて、コラボレーションモデルは近年人気が高まっています。

このH64615135も映画「インターステラー」で主人公のクーパーが劇中で実際に着用したものと同じデザインになっています。

H64615135以外にもクーパーの娘のマーフのモデルも発売されていてそちらも大好評です。

 

黒とシルバーの色の組み合わせは絶対に間違いのないデザインで、シーンや服装を選ばずどんなものにも合わせることができます。

インターステラーが好きな方はもちろんですが、実用的で使い勝手のいい腕時計を探している方にもおすすめです。

まとめ

カーキシリーズのおすすめポイントや人気の理由を紹介させてもらいましたがいかがだったでしょうか?

現在ではハミルトンといえばジャズマスターというイメージになりつつありますが、ハミルトンが本当に評価されているのはアメリカの陸・海・空の物流や軍隊を支えたミリタリーウォッチです。

カーキシリーズはその当時のデザインや機能を再現してあったり、現代で求められる機能とうまくミックスさせています。

 

アクティブなシーンではもちろん、ビジネスシーンでもしっかりと使える実用的なカーキ シリーズのお気に入りをぜひ一本見つけてみてください。